青空のように、ふんわりやさしく。 心まで軽くなる、新感覚スイーツの装い。

藤利食品有限会社は、広島県湯来町に拠点を置き、国産原料を使いながら従来の凝固剤を使わずに「白く、臭みのない」こんにゃくを製造することで知られる企業です。通信販売サイトでは、子持ちこんにゃく、刺身こんにゃく、田舎こんにゃく、小豆あん入りのこんにゃく外郎など、多彩なこんにゃく製品を取り扱っています。

その藤利食品から、新たなスイーツ商品として「こんにゃくミルク餅」のパッケージデザインをお任せいただきました。こんにゃくミルク餅は、もちもち・ぷるぷるとした食感と軽やかな甘さを併せ持つスイーツで、パッケージデザインではその特長をビジュアルで伝えることを主軸に設計しました。青空に浮かぶ雲をモチーフに、軽さと透明感を感じさせる演出を施し、見る人に「ふんわり」とした印象を抱かせることを目指しました。

当初は紙巻きや箱型案など複数のパッケージ形状を提案しましたが、最終的には内容を見せつつも品位を保てる透明袋への直接印刷仕様が採用されました。印刷仕様は4色＋白版で、ビニール素材特有の発色調整を考慮した色味検証も重ねられました。印刷現場で立会いをされ、目指す青のトーンを丁寧に出す調整も実施されました。

このパッケージは、商品を包み込むようにやさしい世界観を構築しつつ、透明袋という素材の特徴を生かすことで「中身とデザインが調和する佇まい」を実現。スイーツとしての魅力と、こんにゃく素材のヘルシー感、そして藤利食品ならではのクオリティ感が自然に伝わるデザインに仕上げました。

「こんにゃくミルク餅」は藤利食品の直営店「こんにゃく彩家 ゆき乃庵」などで販売中。
見た目にも味わいにも軽やかさと優しさを感じられる、心にふんわり残る一品です。