ライツ・ラボ

グラフィック実績

毎日が宝物のように輝く、広島女学院の新しい一歩。 光と色で描き、広島女学院の魅力を表現。

「中高一貫校」学校案内

広島女学院中学高等学校

広島市中区にある広島女学院中学高等学校は、130年を超える歴史を誇り、キリスト教に基づく人格教育を礎に、豊かな感性と知性を育む女子教育を実践している伝統校です。これまでにも時代に合わせてさまざまな表現に挑戦してきましたが、現デザインから3年が経過したタイミングで、改めて「今の広島女学院らしさ」を伝えるために、学校案内のデザインを全面的にリニューアルしました。

今回のリニューアルでは、学校が掲げるビジョンや生徒の等身大の魅力を「より自然に、より美しく」伝えることを目指しました。新たなテーマは「Every day is a treasure(毎日が宝物のような日々)」。校内で過ごす日常の中にこそ、成長や感動、友情が息づいている——そのかけがえのない瞬間を「宝物」として描き出すことをコンセプトの中心に据えています。誌面デザインには、宝石や光のモチーフを散りばめ、ページをめくるたびにキラキラと輝くような世界観を演出しました。

表紙デザインは、これまでのイラスト主体から一新。主要な写真をすべて新たに撮影し、実際の生徒たちがのびのびと学校生活を送る姿をリアルに捉えた構成としました。明るい日差しの中での笑顔、礼拝の静寂な空気、友人同士で語り合うひととき——その一瞬一瞬が「広島女学院らしさ」を象徴しています。さらに、オープンスクールや入試説明会など配布シーンで異なる表紙を選べるよう、4種類の表紙バリエーションを制作。繰り返し学校に訪れる受験生が、毎回手に取るたびに新しい発見やときめきを感じられるように工夫しました。

誌面構成では、在校生の声や先生のメッセージ、行事紹介などを通して、学校生活のリアルな魅力を丁寧に伝えています。特に導入ページでは、入学を夢見る中学生に向けて「ここで過ごす毎日が、きっとあなたの未来を輝かせる」というメッセージを込め、未来への期待感を高める構成に。各ページのレイアウトも、余白や光の入り方にこだわり、清楚で上品ながらも、やわらかい温かみを感じられるデザインに仕上げました。

制作後には、学校内外から多くの好評の声をいただき、「女学院らしさが伝わる」「生徒の自然な笑顔が印象的」といった感想が寄せられています。長年にわたって信頼関係を築いてきたからこそ実現できた、柔らかくも芯のある広報ツールとなりました。今後も、広島女学院が大切にしている“日常の中の輝き”を丁寧にすくい上げ、その魅力を多くの人に伝えていけるよう、さらなる進化を重ねていきます。

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