ウェブ・動画実績
広島女学院中学高等学校
広島市中区にある広島女学院中学高等学校は、130年以上にわたりキリスト教に基づく人格教育を礎に、豊かな感性と知性を育む女子教育を実践している伝統校です。同校の教育の本質と、日々の学校生活の魅力をより多くの人に伝えるため、今回、ウェブサイトの全面リニューアルを実施しました。
新しいサイトは、学校案内パンフレットを補完する「情報の拡張ツール」として設計。紙媒体では限られたページ数の中で伝えきれなかった学校の取り組みや、生徒たちのリアルな学びの姿、行事・クラブ活動の雰囲気などを、写真や文章を通して豊かに表現しています。さらに、ニュースやイベント情報、入試関連情報など、最新の話題をタイムリーに発信することができるよう、更新性と柔軟性を兼ね備えた構成に。閲覧者が「今の広島女学院」をいつでも感じられる、動的なコミュニケーションメディアとして機能するように設計しました。
情報設計の面では、「知りたい情報を探しやすく、閲覧しやすく、分かりやすく」という基本方針を徹底。入試情報、学校生活、教育内容などの主要コンテンツを整理し、目的ごとにスムーズにアクセスできる導線設計を行いました。特に、スマートフォンでの閲覧が多い現状を踏まえ、画面サイズに合わせたメニュー構成や、指先の操作感に配慮したUI設計を採用。どのデバイスから見てもストレスなく情報が得られる、親切で直感的な操作性を実現しています。
デザイン面では、女性らしい優しさと知性、そして長い歴史を感じさせる品格を大切にしました。淡いトーンの色彩を基調に、文字組や余白の取り方、写真のトリミングまで丁寧に設計。華美になりすぎず、凛とした印象を与えるビジュアルを目指しました。また、学校全体のブランドイメージを統一するため、パンフレットやポスターなど他媒体とのトーン&マナーの連携も意識。どの接点においても“広島女学院らしさ”が伝わるようデザインの一貫性を持たせています。
さらに、保護者・受験生・在校生といった複数の閲覧者層を想定し、それぞれの目的に合ったコンテンツの入口を明確に設定しました。入試を控えた小学生には「学校生活の魅力」や「在校生の声」を、保護者には「教育方針」や「進学実績」を、在校生には「行事・お知らせ」などの実用的な情報を。誰にとっても「親切で信頼感のある」サイトとして利用できる構成を心がけています。
学校としての確かな伝統を守りながら、時代とともに柔軟に進化する広島女学院。その姿勢をウェブの世界でも体現するために、デザイン・構成・表現のすべてを丁寧に磨き上げました。
歴史の重みと未来への希望、そして生徒たちのまっすぐな輝きが感じられる――
広島女学院らしい誠実で温かなコミュニケーションを届けるウェブサイトとして、新たな一歩を踏み出しました。