ライツ・ラボ

ロゴ実績

安芸津の陽と風に育まれて。 家族の手しごとが実る、芋版画風ロゴ。

柑橘農家ロゴマーク

甲斐農園

東広島市安芸津町で、みかんやレモン、じゃがいもなどを育てる甲斐農園。
瀬戸内の穏やかな気候と赤土の大地に恵まれたこの地で、甲斐さん一家は土地の声を聴きながら、ひとつひとつの実りと真摯に向き合い続けています。ロゴマーク制作にあたり目指したのは、「人柄がにじむロゴ」。安芸津名産のじゃがいもを彫ってつくったような芋版画風のタッチで、手づくりの温もりと素朴なやさしさを表現しました。中央には甲斐さん一家をモチーフにした人物イラストを配置し、家族で支え合いながら作物を育てる農園の日常を表現。果樹の葉を思わせる深緑色を基調に、自然とともに生きる姿勢を印象づけています。

甲斐農園では、赤土の特性を生かした安芸津じゃがいもの栽培や、「ならしあげる」という技術を用いた青島みかんの生産など、土地と作物の個性を見極めた農法を実践しています。また、レモンの栽培や加工品づくり、子どもたちの農業体験の受け入れなど、地域に開かれた農業にも積極的に取り組んでいます。

こうした活動の根底にあるのは、「農業は暮らしの一部」という信念。畑に立つ甲斐さん一家の姿からは、自然と寄り添い、季節を共に生きるおおらかさとまっすぐな情熱が感じられます。その人柄や思いを、ロゴのあたたかな線と穏やかな表情の中に込めました。

家族と共に、土地と共に、手でつくる農業。甲斐農園の理念を視覚化したこのロゴは、見る人に果実の甘さや土の香り、そして人の温もりを感じさせる存在となっています。

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