いまを耕し、ここでつながる。 人と自然の「縁」を描いた、やさしい円。

埼玉県上尾市に拠点を置く「いまここファーム」は、野菜や果物、米など多品種を生産しながら、農業を通して人と人とがつながる“縁の場”を目指す農家です。その理念のもとに制作したロゴマークは、生産物と人を円形に組み合わせ、「いまここ」という言葉が持つ仏教的な世界観──「今、この瞬間を大切に生きる」という思想をデザインで表現しています。

ロゴ全体は、農園で育まれる多様な命と人との関わりを「円（縁）」として表現したもの。描かれた作物は、いまここファームが育てる多品種を象徴し、それぞれが互いに寄り添いながらひとつのサイクルを形づくります。その有機的なつながりは、「人も自然の一部である」というファームの考え方を可視化するデザインです。

また、よく見るとロゴの中には「いまここ」の文字や、代表・江守さんを象徴する「めがね」が隠されています。見る人に発見の楽しさを与える「遊び心」を取り入れることで、ファームの人柄や空気感までも伝わるよう工夫しました。ロゴを見る人との間に新たなコミュニケーションが生まれ、そこからまた「縁」が広がっていく――そんな温かい連鎖をデザインに込めています。

自然と人、そして日々の営みが円となってめぐる。
いまここファームのロゴマークは、「幸せのサイクル」を象徴する優しいシンボルとして、今日も地域に根づいています。