ロゴ実績
KAWAUCHINOCHI
広島市安佐南区川内地区で、地域の農業を次代へとつなぐ若手生産者が集い誕生した「川内若農家の会」。団体名「KAWAUCHINOCHI(かわうちのち)」には、「川内の恵まれた地」と「魂に流れる血」という二重の意味が込められています。その思いを可視化するため、ロゴマークをはじめ、野菜包装資材、ダンボール、ウェブサイトまでを一貫してデザインしました。
ロゴマークでは、「地」と「血」をそれぞれ漢字として象り、緑と赤という対をなす色で構成。「地」は作物を育む大地の力強さ、「血」は農業に込められた情熱を象徴しています。互いを引き立て合う補色の関係性が、自然と人の営みの調和、そしてこの地に脈々と受け継がれる精神を表現しています。二つの「CHI」が一体化する構成は、土地と志が次の世代へと受け継がれていくことを意味しています。
さらに、ブランド展開の第1弾として登場した枝豆パッケージでは、ロゴをメインに据え、イラストを同テイストで描き起こして統一感を演出。新鮮な緑を引き立てるシンプルな構成とし、視覚的にも品質の高さが伝わるデザインに仕上げました。これに合わせ、農産物を運ぶダンボールやウェブサイトも制作。地域ブランドとしての一貫した世界観を構築しています。
ロゴを軸に、資材・商品・ウェブへと展開することで、川内の若き農家たちが紡ぐ「地と血の物語」を、より多くの人へと伝えていくビジュアルアイデンティティが完成しました。
《「KAWAUCHINOCHI」公式サイト》
https://kawauchinochi.com/