ライツ・ラボ

ロゴ実績

山の恵みが、甘い雫になる。 銘水から生まれた苺の物語を、デザインに。

観光農園ロゴマーク

おおのきファーム

広島市佐伯区・湯来町にある「おおのきファーム」は、茶道・上田宗箇流ゆかりの銘水に育まれた苺が味わえる観光農園です。自然豊かな山あいで、清らかな水と真心を込めて育てられたいちごは、やわらかな甘みと瑞々しさで多くの来園者を魅了しています。

ロゴマークは、「銘水から生まれた苺」というおおのきファームの最大の特長を視覚化。頭文字「大」を山に見立て、そこから滴る雫を苺に見立てたデザインとしました。山の恵みから育まれる自然の循環を一つのモチーフで表現し、雫部分のカラーを用途によって変化させることで、水の青、苺の赤といった多彩な意味を込められる仕様としています。地域の自然に寄り添いながら、柔軟に発信していけるロゴです。

また、施設案内リーフレットでは、上田宗箇ゆかりの銘水にまつわる背景を“物語”として描くことを重視しました。「不思議の国のアリス」のうさぎをモチーフに、お茶と苺がつながるストーリー仕立てで構成。苺の成長過程を大きなビジュアルで見せながら、観光農園ならではの「摘む楽しみ」と「食べる喜び」を表現しました。紙にはナチュラルな風合いの〈モンテシオン〉を採用し、写真やイラストをやさしく包み込む質感が、農園の素朴な魅力を引き立てています。

ロゴとリーフレット、両方のデザインを通して「おおのきファーム」の世界観をトータルに表現。自然の循環と人の手の温もりを感じる、ブランドとしての一貫したメッセージを形にしました。

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