ライツ・ラボ

パッケージ実績

夜にときめく、果実のきらめき。 自宅でひらく、ひと晩だけの「家バル」。

クラフトカクテル「家バル」

アシード株式会社

アシード株式会社は、清涼飲料やアルコール飲料の製造・販売を中心に、「人と自然の調和」を理念として掲げる企業です。広島県に本社を構え、OEM製品から自社ブランド商品まで多彩な飲料を手がける同社は、生活の中に「ちょっとした特別感」を届ける飲料づくりに定評があります。今回ご依頼いただいたのは、果汁感を強く打ち出したクラフトカクテルの新商品「家バル(いえバル)」のパッケージデザイン。自宅でも気軽に「バル」のような時間を楽しんでほしいというコンセプトから生まれたこの商品にふさわしく、「夜感」と「上質感」をどう表現するかがデザインのテーマでした。

開発初期には、複数のデザインを提案。その中で採用されたのが、夜空にきらめく星々と、バルの看板を思わせるネオンが印象的な現行デザインです。満天の星空を背景に、カクテルグラスの中で果実が舞うように配置し、ブレンドカクテルの華やかさと果実のフレッシュさを直感的に伝える構成としました。グラス部分のグラデーションは、果汁のとろみや光の反射を意識して細かく設計し、飲み物そのものの「美味しさ」をビジュアルで表現しています。

また、夜の静けさの中にも弾むような明るさを感じさせるため、全体のトーンは深いネイビーを基調にしつつ、ネオンピンクやシトラスオレンジといった色彩をアクセントに使用。これにより、バルのネオン看板を思わせるきらめきと、夜に似合うムードの両立を図りました。さらに、ネオンの光のにじみ方や反射の描写には、実際の照明写真を参考に繊細な調整を重ね、リアリティと高揚感を併せ持つ仕上がりとしています。

完成したパッケージは、店頭でも家庭でも印象的に映える存在感を持ちながら、手に取る人に「夜のときめき」と「果実のやさしさ」を同時に届けるデザインに。家で過ごす時間を少しだけ特別なものに変える、「家バル」という新しい飲み方のスタイルを、ビジュアルで体現しました。

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