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グラフィック実績

ちいさな実がつながり、縁が広がる。 「さくらんぼの実る頃」オープンDM&ポスター。

「デリカテッセン」オープン周知ツール

有限会社サファイア

有限会社サファイアが手がけるデリカテッセン 「さくらんぼの実る頃」 のオープンに合わせ、DMとポスターのデザインを担当しました。店名が持つ柔らかな響きと、「さくらんぼ」というモチーフの親しみやすさを生かしながら、地域の人々が自然と足を運びたくなるような温かみのあるビジュアルを目指しました。

デザインコンセプトは、「ちいさな実がつながり、縁を結ぶ」。
店名にも込められた「人と人のつながり」というテーマを、さくらんぼが枝で連なり、やがて大きな実りとなって広がっていく様子に重ねています。DMのメインビジュアルでは、北欧のテキスタイルを思わせる軽やかなパターンをさくらんぼでデザイン。見た瞬間に華やかさと心地よいリズムが感じられるよう、赤とピンクのトーンをベースにやわらかな余白でまとめました。小さな実の一粒ひと粒に、「縁が実る」というメッセージを込めています。

オープン告知用のポスターは、「オープン前」と「オープン後」で異なる役割を果たす二段構成を想定。オープンまでは店舗外や近隣に掲示して新店舗の存在を知らせ、オープン後は上部を切り取ってそのまま案内ポスターとして使用できる仕様としました。そのため、デザインは一枚で完結するだけでなく、切り取った後も自然な構図になるよう設計。店頭を彩る“壁の一部”として空間に溶け込みながら、見る人の心を明るくするデザインを意識しました。

また、ポスター・DMともに、印刷では紙の質感を活かし、光の反射を抑えたナチュラルなマット調を採用。手に取ったときの触感も含めて、店舗の雰囲気や料理の温度が伝わるようにしています。

「さくらんぼの実る頃」という名前が表すのは、季節の恵みと、人と人の縁が実を結ぶ瞬間。
その思いを、さくらんぼのパターンに託して表現したDMとポスターです。

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