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パッケージ実績

空を味わう、感性の一杯。 「青」「夕」「夜」、三つの空が描く天明の物語。

日本酒ラベル「天明Sora」

株式会社酒商山田

広島を拠点に全国の銘酒を取り扱う地酒専門店「酒商山田」は、全国の蔵元と共同で新たな日本酒の魅力を発信する「Concept Workers Selection」シリーズを展開しています。その一環として誕生したのが、会津・曙酒造の人気銘柄「天明」とのコラボレーションによるオリジナルブランド「天明 Sora(ソラ)かろやか純米」。青空・夕空・夜空の3つのテーマで構成されるこのシリーズのラベルデザインを担当しました。

同シリーズは、使用米や酵母、製法を変えた3タイプの日本酒を、それぞれの「空」に重ねて表現した意欲作。清々しく軽やかな味わいの「青空」は2023年夏に発売され、澄みきった空の透明感をそのまま感じられるようなデザインに。夜の静寂と深みを映した「夜空」は2024年新春に、そして夕暮れの余韻をまとった「夕空」は2024年秋に限定出荷としてリリースされました。

ラベルデザインでは、日本酒が持つ「感性で愉しむ余白」をテーマに、空の色や時間の移ろいをグラデーションと光のニュアンスで表現。余分な装飾を排し、筆致のような書体と、空気のように軽やかな余白構成によって、味わいの繊細さと奥行きを伝える設計としました。また、720ml瓶と1,800ml瓶で異なるサイズ感や質感を丁寧に調整し、店頭での統一感と特別感の両立を図っています。

それぞれのラベルが一枚の風景画のように、手に取る人の心に情景を描かせる――「青空」「夕空」「夜空」、三つの空がつなぐ「感性で愉しむ日本酒」の世界がここに広がります。

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