創業者の志を受け継ぎ、今を生きる社員へ。 三代で紡ぐ、淡路電気工事の物語。

すべての社員が登場する「今物語」と、三代で綴る「歴史物語」。

広島の街に電気を普及させたい――そんな創業者の思いから始まった淡路電気工事株式会社。創業70周年を迎えるにあたり、同社の歩みを後世に残す記念誌を制作しました。

企画の出発点は、「残された写真が少ない」という課題でした。そこで、創業者から二代目、三代目まで三代にわたる代表者の人生と信念を丁寧に取材し、語り継がれるエピソードをもとに構成。記念誌後半では、それぞれの時代背景や想いが物語として伝わるよう、「三代物語」と題した読み物形式で展開しています。創業から現在までの道のりを「人の言葉」で感じられる構成です。

一方、記念誌の前半では、現在の淡路電気工事の姿を「今物語」として表現。全社員が誌面に登場し、明るく前向きな社風や現場で働く誇りが伝わる構成にしました。誌面デザインには、実際の業務で使用される部材をモチーフとして取り入れ、電気工事業ならではのエッセンスをビジュアルで演出しています。

過去・現在・未来を一冊の中で結び、働く人の熱意と会社の歴史を等しく描いた記念誌。

読む人が「会社の原点」と「これから」を同時に感じ取れる、淡路電気工事の70年を象徴する一冊となりました。