伝統を受け継ぎ、新しい感性を育てる。 食のプロを育む、酔心の学校案内。

広島にある酔心調理師製菓専門学校は、50年以上の歴史を持つ老舗の専門学校として、調理・製菓の確かな技術と、人を想う心を備えた「食のプロフェッショナル」を育て続けています。伝統を大切にしながらも常に新しい挑戦を重ね、学生一人ひとりが「食を通じて誰かを幸せにする」喜びを見出せる教育を展開しています。

今回制作した学校案内パンフレットでは、同校の理念でもある「食材への敬意」と「学びの真摯さ」を、デザインとビジュアルを通じて表現しました。料理撮影を得意とするカメラマンとスタイリストを起用し、自然光の中で一皿一皿を丁寧に撮影。料理そのものが持つ色・艶・香りをそのまま紙面に写し取るように、構図からライティングまで細部にこだわりました。

誌面全体では、料理の美しさだけでなく、学生たちが技術を磨く真剣な表情や、学びの現場に流れる空気も大切に切り取りました。文章はあえて簡潔にまとめ、写真が語る余白を残すことで、「読む」よりも「感じる」学校案内に。伝統ある専門校としての信頼感と、食を学ぶことの楽しさ、その両方が自然に伝わる一冊を目指しました。

また、高校教員向けや県外向けのパンフレットも並行して制作し、目的やターゲットに合わせて構成やトーンを調整。すべてのツールに共通する軸として、「食を志す人の原点に、酔心がある」という思いを一貫して込めています。

見る人に「食の美しさ」と「人を育てる学校の誇り」を感じてもらえる、酔心調理師製菓専門学校の新しい顔となる学校案内です。