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静岡県沼津市/株式会社雨風太陽
静岡県沼津市が推進する一次産品のブランド化・販路拡大事業の一環として、水産物の魅力を伝える情報発信サイト「富士のふもとの海と底」を制作しました。本サイトは、首都圏の消費者をターゲットに、沼津の豊かな海の恵みをより多くの人々に知ってもらい、実際に味わってもらうことを目的としています。
サイト制作では、ネーミング「富士のふもとの海と底」およびコンセプト文の立案から参画。富士山のふもとに広がる駿河湾を舞台に、沼津の海の多層的な魅力――沿岸から深海まで広がる魚介類の多様性と、漁に携わる人々の営みを描く構成としました。
コンセプト文では、「美味しさの理由に出会ったとき、買って食べたい気持ちは、もっと確かなものになる。」という一文に象徴されるように、「知って選ぶこと」の価値を提示。生産者と消費者を直接つなぐ温度感を大切にし、読むことで自然と「この海の味を確かめてみたい」と思えるような語り口に仕上げました。
さらに、沼津市内の4つの漁協(内浦・我入道・戸田・静浦)を取材・撮影し、現場の声や風景をリアルに伝える記事を制作。加えて、沼津を代表する6つの水産物――タチウオ、沼津ひもの、シラス、養殖魚(マダイ・マアジ)、深海魚、タカアシガニ――を紹介するページを設け、それぞれの特徴や漁法、旬、味わいなどを丁寧に解説しています。
本サイトから誘導されるECサイトは、株式会社雨風太陽が運営する「ポケットマルシェ」。サイト立ち上げ時は2つの漁協が参画。直接出品し、消費者が漁協と直接つながって商品を購入できる仕組みを採用しています。これにより、従来の市場流通に依存しない新たな販路を確立。さらに、サイト上で送料無料キャンペーンも実施。購買データの分析などを通じ、継続的な改善と販促施策の検証が行われています。
「富士のふもとの海と底」は、単なる水産物紹介サイトではなく、「海と人をつなぐメディア」としての役割を果たしています。沼津の海の多様な恵みと、それを支える漁師たちの思いを可視化し、地域の一次産業を未来へとつなげていくための新しい情報発信拠点です。
《沼津市の海を味わう水産ガイド「富士のふもとの海と底」》
https://poke-m.com/lp/gov-numazu