ライツ・ラボ

ウェブ・動画実績

災害の現場にも、日常のあらゆるシーンにも、温かい食の力を。 防災と日常をつなぐ、移動かまどの公式サイト。

「移動かまど」サービスサイト

大和重工株式会社

天保2年(1831年)創業の大和重工は「たたら製鉄」の精神を受け継ぎ、鍋、釜、五右衛門風呂、鋳物ホーロー浴槽、工作機械や舶用向けの大型鋳物部品など、鋳物をベースに事業を展開し、技術を磨いてきた企業です。

「移動かまど」は、災害時やイベントなどで利用されている炊き出し調理用器具です。開発のきっかけは、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災。被災地支援にかけつけた大和重工の皆さんが現地で目にした光景でした。冷たい風が吹き抜ける中、温かいごはんを手に、ほっと安堵の表情を浮かべる人々の姿を見て、厳しい状況下でも希望となりうる「おいしいごはんの力」を確信し、防災用品の開発を通じて、どんなときも人々の支えとなる企業を目指そうと誓ったのです。このようなストーリーを踏まえて、かまどにかける熱量と、かまどが生み出す温もりを大切に、丁寧に、デザインや文章表現に落とし込みました。

災害支援をきっかけに誕生した移動かまどでしたが、防災に限らず、お祭りやイベントなどでも利用が増えていく中で「幅広く活用していただくことで、もっとたくさんの温かいつながりが生まれるのではないか」そんな可能性と期待が広がっていきました。そこで、手軽に作れるレシピや、防災・炊き出しに関するお役立ち情報などを発信できるような、移動かまど専用のウェブサイトを制作することが決まったのです。同じタイミングでパンフレットを制作しており、製品のスペックなどはそちらにゆだね、ウェブサイトは主に、実際に移動かまどを使っていただく際に役立つ情報で構成しています。

制作過程で大和重工の皆さまとやりとりを重ねる中で、印象的だったことの一つが、社員の皆さんが率先して自社製品を活用し、楽しんでいることでした。作っている当人たちが心から使いたいと思える製品、これは何よりの説得力だなと感じました。そうやって蓄積されたノウハウが、これから徐々にこのウェブサイトにも積み上がっていく予定です。製品情報だけでなく防災や炊き出しについても頼れるウェブサイトに育っていくのが楽しみです。

https://idoukamado.daiwajuko.co.jp/

BACK
NEXT