太陽とともに育ち、しぼられた一滴。 瀬戸内の恵みを映す、レモン果汁の装い。

株式会社セーフティフルーツは、広島県尾道市瀬戸田町を拠点に、瀬戸内の温暖な気候を活かして国産レモンや柑橘を生産する農業法人です。農薬や化学肥料の使用を最小限に抑え、自然の力を尊重した栽培を続けており、その理念を象徴する言葉が「お天道様のご機嫌次第」。自然と共に歩み、気候や太陽の恵みをそのまま果実に映す姿勢が、セーフティフルーツの原点です。

今回デザインを担当したのは、同社の主力商品である「しまなみレモン果汁」。瀬戸田産の国産レモンを100％使用し、皮ごと丸搾りしたフレッシュな果汁が特徴です。パッケージデザインでは、この「自然まかせの多様な恵み」というブランド哲学を、背景のパターンで表現しました。

ボトル全体に散りばめたモチーフは、「お天道様のご機嫌次第」で生まれる、色も形も異なる柑橘たちの姿をイメージ。太陽の光を浴び、風に揺れる果実のようなリズムを感じるパターンで、手に取るだけで明るく前向きな印象を与えます。また、「レモン」の文字は手描きの筆致でデザイン。整いすぎず、素朴で温かみのある表情が、自然体の農業と人の手のぬくもりを感じさせます。

シンプルでありながら印象的なデザインによって、セーフティフルーツが大切にする「瀬戸内の太陽の恵み」と「つくり手の誠実さ」を一目で伝えるパッケージに仕上げました。