パッケージ実績
三原市漁業協同組合
広島県三原市の特産といえば「三原やっさタコ」。瀬戸内海の豊かな潮流にもまれ、ぷりっとした身と濃厚な旨みが特徴の名産品です。その三原の海の恵みを新たな形で届けたい——そんな思いから、三原市漁業協同組合が企画した蛸缶詰シリーズ「蛸卵」「蛸の生姜煮」のパッケージデザインを担当しました。
パッケージデザインでは、まず「タコの魅力が一目で伝わること」を重視。背景にタコの吸盤をモチーフとしてあしらい、視覚的なインパクトと海の生きものらしい生命感を表現しました。ロゴやイラストにも「タコらしさ」をふんだんに盛り込み、缶全体からタコの存在感が感じられる構成に。シズル感を大切にしつつ、親しみやすさと特産品としての品格の両立を図りました。
商品は「蛸卵」と「蛸の生姜煮」の2種類。どちらも三原の海で獲れた新鮮なタコを使用し、やわらかく、旨みを逃さない独自の製法で仕上げられています。見た目にも味わいにも「タコの贅沢」を感じられる逸品です。
缶の正面には、以前デザインを担当した「やっさタコ」のロゴマークを配置。地域ブランドとしての統一感をもたせながら、三原のタコ文化を継承するプロダクトとしての存在感を高めました。港町の誇りと食の楽しさが伝わる、まさに「タコ感満載」のデザインです。