ライツ・ラボ

ウェブ・動画実績

春の絶景が、りんごの里に咲く。 四季をめぐり、地域の魅力をつなぐプロモーションデザイン。

「りんご花さんぽ」プロモーションツール

株式会社さとゆめ

奥久慈りんごの産地として知られる茨城県大子町。その春、りんごの花が一面に咲き誇るわずかな期間だけ開園される特別なイベント——「りんご花さんぽ」。その貴重な季節を、もっと多くの人に楽しんでもらいたいという思いから始まったのが本プロジェクトです。株式会社さとゆめと連携し、ウェブサイトを中心に、注意喚起動画、ポスター、チラシ、手元案内リーフレットといった一連の広報ツールをトータルで制作しました。

テーマは「春の絶景と、四季の移ろいを伝えるデザイン」。
ウェブサイトは、春の花景色を切り取った実際の写真を大胆に使用し、「絶景を探しに行く」というイベントコンセプトを体現。トップページでは春と秋のりんご写真を交互に配置し、「春の花が秋の実へと変わる」季節の循環を視覚的に表現しました。また、動画を取り入れることで、花が風に揺れ、陽光が差し込む瞬間など、静止画では伝わらない臨場感と空気感を演出しています。

サイト構造は、リアルタイムの天気情報やInstagram連動機能を搭載し、イベント当日の空気感や最新の開花状況をそのまま届けられるよう設計。情報の更新性とビジュアル体験を両立させた「動的な地域発信サイト」として機能しています。さらに、春イベントだけでなく、年間を通して大子町のりんごの魅力を伝える「みのりたび」への発展を視野に入れ、四季を感じられる配色とアイコン展開によるプラットフォームデザインを構築。英語・中国語にも対応し、海外からの観光客にも開かれたサイトとしました。

あわせて制作した注意喚起動画は、「楽しさと安全を両立する」をテーマに、実写映像とイラストを組み合わせ、言語を超えてわかりやすく伝える構成に。英語・中国語字幕を追加し、インフォグラフィック的な演出によって視覚的理解を促進。注意喚起でありながらも、春の暖かさややわらかい雰囲気を損なわないトーンで仕上げました。

メインビジュアルポスターは、りんごの花が咲く絶景を象徴的に描いたデザイン。空のグラデーションで時間の移ろいを表し、りんごを手にした人物によって「春の美しさと人の温もり」を感じさせます。注意喚起ポスターやリーフレットでは、黄色を基調にした優しいインフォグラフィックを採用し、誰にでも理解しやすく親しみのあるデザインに。さらにチラシでは、イベントで「できること」をビジュアルで簡潔に紹介し、直感的に「行ってみたい」と思わせる構成としました。

春にしか出会えない絶景を、安心して楽しむためのデザイン。
地域の四季と人の営みを、ひとつのビジュアル体験として紡ぎました。

《「りんご花さんぽ」プロモーションサイト》
https://www.daigo-minoritabi.com/

《「りんご花さんぽ」注意喚起動画》
https://www.youtube.com/watch?v=cg6Rzudf7oE

BACK
NEXT