グラフィック実績
比治山中学・高等学校
広島市にある比治山中学・高等学校の学校案内パンフレットを制作しました。本案件では、男女別学から共学化への移行という大きな転換期にあたり、学校の新たな価値や方向性をどのように伝えるかが重要なテーマとなりました。
掲げられたコンセプトは「一緒って、こんなにも強い。」。これまで培ってきた教育の質を大切にしながら、多様な価値観が交わることで生まれる新しい学びの可能性を、「響学」というキーワードで表現しています。単なる制度変更としての共学化ではなく、学びそのものの進化として伝える構成としました。
デザイン面では、この変化を象徴的に伝えるため、装飾を抑えたシンプルな表現を採用。余白を生かしたレイアウトと、印象的なビジュアルによって、「一緒に学ぶ」空気感や関係性を直感的に感じ取れる構成としています。見る人の解釈に委ねる余白を残しながら、学校の姿勢や思想が自然と伝わるデザインを目指しました。
誌面では、共学化によって広がる学びや学校生活の変化を丁寧に紹介するとともに、生徒同士の関係性や日常の風景にもフォーカス。新しい環境の中でどのような時間が流れているのかを、具体的にイメージできる内容としています。
大きな転換期において必要なのは、変わった事実を伝えることではなく、「これからどうなっていくのか」を描くこと。
本パンフレットは、比治山中学・高等学校のこれからを、思想と表現の両面からかたちにしたリブランディング事例です。