メニュー開発者である未来の料理人たちを“きら星”と定義、タイポグラフィとイラストでグラフィカルに表現。
オリジナル駅弁「きら星弁当」の紙袋とかけ紙のデザインを担当しました。
この駅弁は、地域の食と農の活性化を目的とした4社(西日本旅客鉄道株式会社広島支社、広島酔心調理製菓専門学校、広島駅弁当株式会社、広島信用金庫)の産学連携によって、広島で切磋琢磨している未来の料理人である専門学生たちがプロデュースしたものであり、これを広島の玄関口である広島駅にて販売することで、地域の「おいしさ」を発信することを目的とした新たな取り組みです。
きら星弁当の“きら星”は「綺羅、星の如し」からきた言葉で、きらきらと光り輝く無数の星、または優れた人々が星のように多く集まっていることを形容する言葉。食の世界でもミシュランの三つ星レストランなどのように、星が多くなるほどにおいしいもの、というイメージが定着しています。学生たちが力を合わせて作った格別なお弁当の名前として最適です。
今回の主役でもある専門学生たち=きら星の名前をタイポグラフィで大きく配置し、さらに試行錯誤の様子をストーリー的に感じられるようさまざまな“きら星”たちのイラストをあしらいました。さらに表側だけではなく、紙袋の底に潜んでいたり、内側で寝ていたりと、すみずみまで見てもらうことで新たな発見のあるものに仕上げました。