豊かな海の気配を随所に盛り込み視覚的に伝える
生産者の想いやものづくりへのこだわりをしっかり伝えたいとの要望を受けて制作しました。
長船養殖場は、プランクトンや魚などたくさんの生き物が暮らせる「豊かな海」にこだわり、栄養とうま味をたっぷりたくわえた牡蠣を育てる養殖業者です。自慢の牡蠣を「生」の状態でも安心して味わっていただきたいとの願いから、地下からくみ上げた清浄な水で48時間かけて浄化した上で出荷するという、手間を惜しまない工程を徹底しておられます。
本ウェブサイトでは特に、この「豊かな海」と「浄化」への想いとこだわりを伝えることをコンセプトに、さまざまな工夫を凝らしています。
まず『ひろしま食べる通信』に創刊時から携わっていたコピーライターを起用し、牡蠣づくりそのものだけでなく、その奥にある生産者たちの想いなども引き出し「読ませる」コンテンツを制作。
掲載する写真も牡蠣そのものだけでなく「豊かな海」や「浄化」のビジュアルをふんだんに盛り込み、臨場感や牡蠣を育む環境も大切にしました。
さらに、サイトに訪問した瞬間から「豊かな海」の気配を感じてもらうため、タイトル部分に水をイメージしたタイポグラフィを採用したり、コンテンツの切り替え部分で瀬戸内のさざ波を表現したり、随所に海のイメージを漂わせています。
長船養殖場では特に生食をお勧めしていることから、安心・安全を伝えるために「牡蠣の検査結果」を公開し、「牡蠣を食す」と題して牡蠣の処理方法や生食に特化したレシピを掲載するなど、細部にわたって「生食」を推奨するコンテンツを充実させました。