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2019.02.22

なぜ折鶴=平和?

数回にわたり中本本店の「折鶴商品開発」プロジェクトについてご紹介してきましたが、ここで「折鶴」の意味についてあらためて振り返ってみたいと思います。折鶴は本来、日本で昔から親しまれている折り紙遊びで作るものですが、それがなぜ平和のシンボルとして広がっていったのでしょう。

平和学習で学んだ人や旅行などで平和記念公園を訪れたことがある人ならすでにご存じの方も多いと思いますが、公園内に立つ「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんという少女がきっかけとなっています。

2歳で被爆した禎子さんは元気に育ちましたが、小学校6年生の時に白血病と診断され、闘病生活の末、翌年8月に永遠の眠りにつきました。彼女は「千羽鶴を折ると願いが叶う」と信じ、元気になることを願って包装紙や薬袋などで折鶴を折り続けました。

その願いは果たされませんでしたが、彼女の死をきっかけに、平和への祈りを込めて原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰める像「原爆の子の像」が建ち、そこに国内外から折鶴が捧げられるようになったのです。

では、そもそもなぜ千羽鶴に願いを込めるようになったのでしょう。鶴は昔から日本で縁起が良いとされ、「鶴は千年、亀は万年」といわれるように長寿の象徴でもあります。祈りを込めて折鶴を折り、成就を願って神社や寺に納めるという風習もあったともいわれています。

はるか昔から人々の願いを背負って羽ばたいていた折鶴。由来を知ってあらためて折ってみると、一折り一折り折り進めるごとに美しい鶴の姿が見えてきて、まるで自分の願いが形になっていくような気持ちになります。

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