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2021

12

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【39】飲めや歌えの四字熟語

こんにちは(=^x^=)
LIGHTS LAB のライターかとうゆうこです。
かとぅーとでも呼んでください。

2021年もいよいよ幕を閉じようとしています。

2年前までは
12月といえば宴会シーズン!
ということで
ごちそうに囲まれ、お酒を浴びて
何もかも忘れようと気合いを入れていた方も少なくないでしょう。
去年と今年はなかなかそうはいかず
数年前までとは違う年末の楽しみ方を見つけて過ごしている人も多いかもしれませんね。

自粛ムードから完全には解放されなくても、大宴会はできなくても
年末の特別なひとときをごちそうとお酒とともに過ごしたい…
そんな気持ちもありますよね(=^x^=)

というわけで
今回は
「ごちそう」にまつわる四字熟語
をご紹介。

トップバッターはこちら

しゅちにくりん
【酒池肉林】
ぜいたくの限りを尽くした盛大な宴会。

酒を池に満たし
肉を林に掛ける意から。

肉を林にって…

贅の限りを尽くして飲めや歌えの大騒ぎ
そんな画が目に浮かんできます。

由来は
「殷(いん)の暴君紂王(ちゅうおう)が
池に酒を満たし、木々に肉を掛け
男女を裸にして、その間を追いかけ回らせ
昼夜を分かたず酒宴を張った」
という故事だそう。

う~ん…
このような友人がいたら目を覚まさせるか
そっと距離を置きたくなるような気もしますが…。

この奇妙な遊びのおかげで(?)
「酒池肉林」には
「みだらな宴会」
というイメージがつきまとい
そのようなニュアンスで使用されることもありますが
文字通り「酒」と「肉」の意味しかないことから
そのような使い方は本来しないものだそうです。

続いてこちら

にくざんほりん
【肉山脯林】
非常にぜいたくなごちそう、宴会のこと。

「肉山」は
積み上げた生肉の山。
「脯林」は林のように
多くの干し肉が吊るされていること。

こちらの由来は
中国の歴史書『帝王世紀』より
「夏桀(かけつ)は肉山脯林林を為し
殷紂は酒池肉林を為す」

かつては肉で林をつくる遊びが流行っていたのでしょうか。

どんどん続けます(=^x^=)

しょくぜんほうじょう
【食前方丈】
きわめてぜいたくな食事のこと。
ごちそうが自分の前に
一丈四方もいっぱいに並べられる意から。

「一丈」とは約2.3メートル
それが「四方」ですから
ざっくり半径約2.3メートルを
おいしい料理で囲まれている
ということです。
想像するだけでヨダレが。

ちなみに
「食前」は「食事の時に座る席の前」
つまり目の前のテーブルにというイメージですね。
食前食後の「食前」ではないので
「食事の前にこんなに食べられません!」
という心配は無用。

すいきんせんぎょく
【炊金饌玉】
たいへん豪華でぜいたくな食事。
心のこもったもてなしに感謝していう言葉。

黄金を炊いて食物とし
宝玉を膳に並べるという意味。

出先でこれを出されたら
「食べても大丈夫ですか?」
と確認してしまいそうですが
おもてなしに感謝し
黙って有り難くいただきましょう。

お次は
「やっぱり肥えた肉が好き♡」シリーズ
分かっちゃいるけど
糖と脂はおいしいんですよね。
くれぐれも
自らが肥えた肉側に仲間入りしないよう暴飲暴食には注意しましょう。

ひにくこうしゅ
【肥肉厚酒】
ぜいたくな食べ物と酒。
肥えてたいへん美味な肉と上等なうまい酒。

「肥肉」は鳥やけものの肥えておいしい肉
「厚酒」はおいしい酒の意。

こうしゅひにく【厚酒肥肉】とも。

じりょうしひ
【持粱歯肥】
ごちそうを食べること。
良い食事ができる身分になること。

「持粱」は
ごちそうが盛られた食器を手にもつこと。
「歯肥」は肥えた肉を噛むこと。

とっても食いしん坊な画が目に浮かびますね。

「オッス! オラ、最近出世して、持粱歯肥だぞ!」
みたいな感じで自慢すると
知的な感じがしますね(しません)。

今度は
「かこう」といえば
「うまいさかなでしょ♡」シリーズ

ちんみかこう
【珍味佳肴(珍味嘉肴)】
びみかこう
【美味佳肴】
びしゅかこう
【美酒佳肴】

「佳肴」は
「うまいさかな」
「素晴らしい料理」
といった意味。

「珍味」は「めったに食べられない」
「美味」は「おいしい」
「美酒」は「おいしい酒」

『柴錬水滸伝』(柴田錬三郎)の中に
「そのまま行かせるのが惜しまれて、
やかた内に引き留めて、美酒佳肴攻めにした」
という1節があるそうですが
そんなことされたら帰れないわ~ずるいわ~。

さてさて
こちらはデザート付き♡

こうびぜいみ
【香美脆味】
極めて贅沢な食事のこと。

「香美」は
香辛料のきいた、よい香りのする料理。
「脆味」は柔らかい菓子。

カレーライスの後にヨーグルトアイス
ガパオライスの後にココナッツプリン
でしょうか。

まだまだあります

たいろうのじみ
【太牢滋味】
立派で豪華な料理のこと。

「太牢」は
祭りの時に供えるいけにえという意味から
牛、羊、豚の三種の肉のこと。
「滋味」はおいしい食べ物のこと。

いつもいただいているお肉ですが
「いけにえ」といわれると
なんとなく罪悪感が…。

しょうしゅかくにく
【漿酒霍肉】
この上なく贅沢なこと。

「漿」は一度沸騰させて冷ました水。
または酢のこんず。
「霍」は貧しい人が食べる豆の葉のこと。

「酒を水のように扱い、肉を豆の葉のように扱う」
という意味だそうです。

そして
「類似品注意」シリーズ

りょくしゅこうとう
【緑酒紅灯】
こうとうりょくしゅ
【紅灯緑酒】
とうこうしゅりょく
【灯紅酒緑】
歓楽と贅沢な食事のたとえ。
人通りの多いにぎやかな繁華街と歓楽街のたとえ。

「緑酒」は緑色の酒のことで美酒のたとえ。
「紅灯」は紅い灯りのことで
繁華街や歓楽街などのにぎやかな町の
きらびやかな灯り。

緑のお酒はメロン味なのでしょうか。おいしそう。
それとも青汁味でしょうか。ヘルシー。
繁華街のネオンのイメージに
鮮やかな「紅」は似合いますね。

ほかにも
ぜいたくざんまい【贅沢三昧】
ちしゅこうかい【置酒高会】
さんじゅうしちさい【三汁七菜】
さんかいのちんみ【山海珍味】
おおばんぶるまい【大盤振舞】 
おうばんぶるまい【椀飯振舞】
など
ごちそうに関わる四字熟語はたくさん。

それだけ人々は
飲んで食べてにぎやかに過ごすのが
昔から大好きなのでしょうね。

最後に
お酒の異名として
せいせいだくけん
【清聖濁賢】
という四字熟語があります。

「聖」は聖人
「賢」は賢者

魏(ぎ)の曹操(そうそう)が禁酒令を出した際、
酒好きの人が
清酒を「聖人」
濁り酒を「賢人」
と呼んで、ひそかに飲んでいた
という故事が由来だそう。

いかがでしたか(=^x^=)

コロナ禍でなくてもなかなか真似できない楽しみ方もありましたが
それぞれに幸せを感じられるような形で
おいしく楽しい年末をお過ごしください(=^x^=)

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最後までお付き合いいただき
ありがとうございます(=^x^=)♡
ご意見・ご感想・ご要望などコメントもお気軽に☆

プロフィール

 猫と鮭と苺を愛するLIGHTS LABのコピーライターかとうゆうこです。タイトル通り気長に日本語検定1級を目指しているのですが、覚えた先から忘れていくので受かる気がしません。がんばるぞ! ま、1級じゃなくても日本語愛は変わりません♥
 このブログでは、実用的で今すぐ役立つ日本語情報!…ではなく個人的にアンテナに引っかかった日本語アレコレをお届けします。たまに日本語とは一切関係のないネタが出てくるかもしれません。
 お茶のお供に、殺伐とした気分の鎮静剤として(逆効果だったらすみません)さらっと読んでやってください。

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